

子供が最も行きたい学校を志望校にするというのが、一番いい。しかし大学受験直前になってきたら、現実的な選択に変更させることも必要だ。絶対に入れそうにない学校を受けさせるというのは得策ではない。子供が「どうしても志望校を受けたい」と言いだしたら、1日校は志望校を受けさせてあげてもいいが、その代わりに2日校以降は親が学校を選ぶ。あるいは、1日校、2日校は志望校を受けさせるが、3日目以降は進学実績が高いが入試偏差値が低いお得校を受けさせるという方法を考えよう。子供が行きたがる学校の傾向を見ていると、超一流校、明るく自由そうな学校、都会に近い学校などが選ばれることが多い。雰囲気や制服というのは子供にとって案外と大きな要素になる。
個別指導なのだから、マンツーマンでやってもらうのは当たり前です。個別でなければならないから個別に習いに来ているのです。それを、プリントをやらせてほかの子どもの指導と兼業されるのではたまったものではありません。例えば、計算ミスをなくすには、つきっきりで見ていてその子がどういうところでミスをするのかを見極め、そのことを分からせた上でミスがないように指導しなければなりません。こういったきめ細やかな指導を、集団型の塾ではやってもらえないからこそ個別に来ているのです。個別に通うなら、あらかじめ習いたいことや、質問したいところを用意して、それについて徹底的に指導してもらわなければ通う意味がありません。塾が「プリント作戦」で来たなら、次回用のプリントをもらい、それを予習し、できなかったところに特化して次の指導を受けるようにするべきです。個別を利用するときは、完全マンツーマンかどうか十分確認するべきです。
大規模な予備校では教室単位の合格実績を検討することが必要です。合格者数を表示する場合は数字が大きいほど見ばえがよくなります。また同じ『○○予備校』なのに、教室ごとの合格実績に極端なバラツキがあると不公平感が生じます。そこで大規模な予備校では『○○予備校』としての合格者総数を公表するわけです。しかし一人一人の生徒を指導するのは『○○予備校』という企業体ではなく『○○予備校□□教室』の講師ですから、教室単位の実質合格率と実質受験率を検討することが必要です。同じく成績優秀者の選抜クラスが設置されている場合も注意しましょう。普通クラスと選抜クラスでは使用教材や授業内容が異なりますから、本来なら別の塾や教室ととらえるべきです。しかし通常はこれも合計表示されます。そこで普通クラスと選抜クラスを区分し、双方の実質合格率と実質受験率を検討しなければ指導力を正当に評価できません。